おぅ、株野郎だ。みんな元気かい?
今日は「農業総合研究所(3541)」の株を買ったぜ、ってことについて書いていくぜ!
買った背景
前回レビュー記事を書いた『5万円からでも始められる!黒字転換2倍株で勝つ投資術』の条件でスクリーニングしていったら、農総研が候補にあがってきた。
四半期ごとの決算で赤字→黒字のタイミングで買いを入れるって手法なんだが、買った時はこんな感じ。
7期続けての赤字から黒字転換したのは「2022/08」だけど、「2022/11」に営業利益が1000→5200万円に増えて、こりゃここからドヒャーっといっちゃうんじゃねぇーの?!と思って目をつけたわけだ。
買った理由
もちろん黒字転換した、利益が増えたってだけで買うわけにはいかないから、教えに従ってIR情報なんかも眺めてみた。買った理由はざっとこんな感じだ。
テーマ株
農総研はこれまでとは違ったルートでスーパーなどに青果類を届け販売している。独自のプラットフォーム(システム)でそれを実現させているんで、テーマとしては「DX」「農業」「物流」って感じになるのかな。マブっちゃんの教えにテーマ株が買いの条件の一つになっていたから、一応ここはクリアってことで。
でも、気持ちとしては「農業」を応援したいって方が強いかもしれない。下にも書くけど、農総研の仕組みは農家さんの収入増に繋がるから、この仕組みが広がって、良い農家さんがしっかり儲けて、日本においしい農産物を届け続けてもらいたい。そう思ったのさ。
農家の直売所
農総研の「農家の直売所」は、従来の「JA」「市場」「仲卸」を通らず、農家→農総研物流プラットフォーム→スーパーで農産物を届けるから、間のコストが普通より少ないんだよな。だから、農家さんの収入増とスーパーでの販売価格減が同時に成り立つわけだ。どーだ、スゲェだろ(おれの会社じゃないけど)。
あと、農家さんは販売価格や販売先を自分で選べるから、商売の感覚ってものが身につくだろうな。ただひたすら作り続けるよりも仕事の面白みが増えて、モチベーションも高まるってもんだ。他にも、出荷からお店に商品が並ぶ期間が短くなるってメリットもある。
産直卸事業
「農家の直売所」はグレートな仕組みだと思いつつ、決算説明資料を見ると、導入店舗数や登録生産者数の伸びが少ないのが気になった。そこいくと産直卸事業は流通総額が前年同期よりも163.3%とイケイケだったんで、こっからまだまだ成長が期待できると考えた。
ちなみに産直卸事業は、農総研が農産物を買い取ってブランディングをしてスーパーに卸売りをするって方法だ。農総研がリスクを背負う分「農家の直売所」よりも農家さんの収入は減っちまうが、その分負担は減るし、売る側の選択肢が増えるってのはいいことだよな。
富山中央青果との連携強化
農総研は、これまでの「市場流通」ではなく「市場外流通」だから、富山中央青果などの「市場流通」勢とは本来対立関係にある。その両者が「地域の生産者を応援したい」って想いで手を握って協力してくってのは美しいと思った。特に、新参者を受け入れた富山中央青果はアッパレだな。今後もこういう提携を増やしてほしいぜ。
懸念点
農総研を買うにあたってはもちろん心配な面もあった。
成長鈍化?
上でも書いたけど、柱の「農家の直売所」の成長が鈍ってきているように感じた。従業員数の伸びが止まっているところも気になった。
営業利益伸び継続する?
今期、営業利益が1000→5200万円となったわけだけど、売上が大きく伸びた結果ってわけじゃなさそうだから、今後も続くかっていうとなんとも言えないと思った。
買った&その後
というわけで、迷いもありつつ3月6日「419円」で購入!
初めての株の購入は手が震えたぜ!
買ったあとすぐになぜかポーンと上がって「おれって才能ある?」なんて思ったけど、2Qの決算でまた営業利益、経常利益が赤字になりむしろマイナスになっちまった‥。ま、そんなに甘くないよな。
今後も農総研を応援しつつ行く末を見守っていくぜ!